指紋認証は便利?

あー、便利だこれ。便利な理由がちょっと分かった様な。


まぁ、パスワード覚えて無くても良いとか、
もっと別な理由は沢山あるんだけど、そう言う話ではなくて。


Windowsってね、認証後の起動プロセスが結構長いからなんですなぁ。
別に何か他のOSと比べてって事じゃなくて、体感速度がね。


単に精神的な問題なんだろうけど、
キーボードを叩いてしまうと、体がPCを使うモードになってしまうんですな。
でも、指紋認証だと、そうはならないので、
エネルギーが他の方を向いたまま「ついで」に出来るので、
起動プロセスの長さを意識しないですむんですなぁ。


これって、結構重要な事かもしれない…と思ったり。


システムの利用者に、待ってもらうって事は少なからずあります。
正直言って、これってパフォーマンスの問題なんですね。
つまり、インジケータだしたり、チラチラ変化するアニメーションだしたりするのって、
僕は、エンジニアリング上の敗北だと思ってる
(神速を尊ぶなら、使いたい時に使いたい様に使えないのは、ダサいですから。)
のですが、
この敗北感を悟られない様にする為の考え方の一つとして、
待ってもらうプロセスが発生する時には、
利用者の意識をシステムに向けない。ってのはアリかな、と。
処理に時間がかかってしまうのは、どうしようも無い事だと諦めざるを得ない時、
意識を全く別の方向に向けるなり、意識がシステムに向かずとも操作出来る様なデザインってあるんじゃないかな…と。


どうしてもやらなきゃいけないけど、
実質的には本筋とは余り関係が無い上に、面倒な事をやってもらう時に、
有効なデザインって、あるんじゃないかな…と。


まぁ、どっかに行ってしまったシステム利用者の意識を、
処理が終った後、如何に不快感を与えずに、
システムに向けるかってのは、それはそれで大変かな…とか。


僕が、キッチンタイマーとか、ああいうタイプの意識を喚起する為のツールが嫌いってのもあるけど。